【第4回】『金融機関の喜ぶこと、嫌がることを知る』

金融機関から融資を受けるための7つのゴールデンルール

『金融機関の喜ぶこと、嫌がることを知る』

こんにちは。

白い羽コンサルティングの岸田です。

『金融機関から融資を受けるための7つのゴールデンルール』、

第4ルールは、『金融機関の喜ぶこと、嫌がることを知る』になります。

金融機関が喜ぶこと、嫌がることを知っておくと今後の金融機関との付き合いが楽になります。ぜひ、金融機関が喜ぶこと、嫌がることを知った上で、金融機関の担当者と接するようにしてください。

1.金融機関が喜ぶこと

①金融商品を買う

金融機関の担当者は毎月のノルマに追われています。そのノルマを達成する手助けをしてあげると喜ばれます。

②定期積金を積み立てる

定期積金をすることによって、資金量も増えますので、金融機関は喜びます。また、定期積金を担保にして融資を受けることもできるので、融資を増やす対策としても有効です。

③クレジットカード等を作る

クレジットカードなどもノルマがありこれを達成する手助けをしてあげると喜びます。

④9月・3月に借入をしてあげる

9月・3月は貸出しのノルマに追われていることが多いです。別の言い方をすると、9月・3月は他の月に比べ、融資が受けやすい月とも言えます。この少し前のタイミング、8月や2月などに借入の申込をしてあげると金融機関担当者も喜びます。

2.金融機関が嫌がること

①他の金融機関への借り換え

既存の借入を金利が安いからといって、他の金融機関に借り換えてしまうことは、金融機関にとって最大の侮辱にあたります。企業がこれを行った場合、担当者が上司からかなり怒られます。

もうその金融機関とお付き合いしない覚悟があるのでしたら、他の金融機関へ借り換えをしてもかまいません。

しかし、今までお付き合いをしてきた信用をゼロにしてしまうのはもったいない行為です。

他の金融機関から好条件の融資を提案された場合、その提案内容をお付き合いのある金融機関にも提示してみてください。担当者が交渉に応じてくれるはずです。

②困ったときだけ泣きついてくる

普段は営業担当者がお願いをしても聞き入れないにもかかわらず、融資が必要になったときだけ自社の要求を通そうとする経営者は嫌われます。金融機関もビジネスでやっている以上、互いにお願いを聞きあってwin-winの関係を築いていくことが望ましいです。

③融資を急がせる

金融機関は融資を決定する場合、審査で複数の人が関与し、複数の人の承認が必要になります。つまり、「審査には時間がかかる」ということです。それを理解せずに、せかしたりすることを金融機関は嫌がります。ある程度時間に余裕をもって融資の申込をすることが大切です。

金融機関とは対等の関係を維持することが大切です。また、金融機関に「貸し」を作ることによって、より有利に融資を受けられる可能性があがります。

 

今回はここまで。次回は5つめのルールとして『社長が財務を理解する』をお送りいたします。

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