創業者が創業時に考えておくべき一番重要なこと、それは2年目を生き残ることです。
創業者の1年以内廃業率は約3割
創業初年度の赤字企業は約4割、1年で廃業してしまう企業も約3割と言われています。
そして、廃業してしまう理由は資金の枯渇による原因が多いです。
それを避けるためにも、創業者は創業時に融資を受けて資金的な余裕を持って事業を開始し、早い段階で公的な金融機関はもちろん民間金融機関とのお付き合いを開始するのが望ましいです。
創業は2年計画で考える
また、創業前にイメージしていた経営と実際にやってみる経営では違いがあります。創業後の最初の1年は試行錯誤の1年になります。そして、経営のこと、顧客のこと、ビジネスのこと、その他いろいろなことが分かるようになるのが経営を開始して1年を経過した頃になります。
そこから本格的なビジネスが始まることになるのですが、創業者の中にはこの1年目で資金的な余裕がなくなり、経営を断念してしまう方も多くいます。2年目で勝負するために、経営者の方は早い段階から金融機関との付き合い方を学んでいく必要があります。創業は2年スパンで考えるべきです。
そして、創業経営者だけでなく、すべての経営者にとって必要なスキルの1つに資金調達が挙げられます。ですから、経営者の方には積極的に資金調達のスキルを高めていっていただきたいと思います。